偽タモリ的江ノ島鎌倉案内⓰…鎌倉砂鉄の起源と前弧海盆堆積物(その1)


今日もH博物館のNさんのGuideで鎌倉の地層見学である。

    【地質図と地層層序】



































   【七里ヶ浜~稲村ヶ崎~由比ヶ浜の地形図】…Yahoo Mapより





























    【集合場所の稲村ヶ崎駅】























    【七里ヶ浜から望む江ノ島】























    【七里ヶ浜から望む稲村ケ崎と三浦半島】






















稲村ヶ崎と陸側の丘陵は本来繋がっていた。
多分国道134号線を通すためにV字型に切通しを造ってしまった。
七里ヶ浜の砂浜の岩盤や稲村ケ崎海食崖(波食崖)逗子層である。

    【逗子層の葉理[Lamina]】





  
















水平な葉理斜交葉理が見られが、真の層理面ではないので、偽装とも言われる。
左上部には小さな断層(面無断層)も見られる。
また同じような粒子や成分(褐鉄鉱等)が蟻集して筋をなしている様子等から、堆積時の様子を観察できる。

    【砂鉄含有量の多い単層】






















黒色の層が泥岩に挟まれているが、砂鉄(磁鉄鉱)が多い部分である。

    【極楽寺川】






















砂鉄を求めながら川岸を歩いた。

    【海と極楽寺川に面するRestaurant】






















TV&CinemaでCoupleが並んでCoffeを飲みながら、沖合を眺めている舞台となっている。
もう一つ外観がけばけばしいAloaloも舞台となっているようだ。
稲村ヶ崎から七里ガ浜にかけて、いくつものRestaurantや食べ物屋があるが、いずれにしても海がTable Chargeとなっているので、年金生活者には入れない。

    【針磨橋の石碑】















































この橋の付近に針を磨く職人が住んでいたので、この名があると言われている。
稲村ヶ崎から近いので、鉄には関係あるが、稲村ケ崎磁鉄鉱で針を作ったというようなことを考えている人もいるようだ。
しかし稲村ケ崎砂鉄は不純物が多くて、果たしてそれを原料としていただろうか?
多分針を磨くための砥の粉に使っていたのでは?

     【逗子層の露頭】






















砂鉄を含む層はなさそうだ。
 
    【鎌倉の海】






















そんなに綺麗ではないでしょう???
やはり砂浜は白砂清松でなければ…。

    【由比ガ浜に流れ込む稲瀬川】






















砂鉄があまり含まれていないので、由比ガ浜の砂は黒くはない。

    【由比ガ浜から望む稲村ヶ崎】






















1333年、新田義貞の記事が真実なら、軍勢は岬の先から回り込んで由比ヶ浜に到達した。

    【光則寺参道にある日蓮の記念碑】






































1260年、北条時頼の家来・宿屋光則日蓮『立正安国論』を幕府へ進達してくれるように頼んだ場所だそうだ。

    【1630年に再建された日蓮宗・光則寺本殿と山門】






















奥に見えるのが1650年に再建された光則寺本殿である。(山門も同時代に再建されたようである。)
1271年、日蓮佐渡に配流された時、弟子の日朗も捕らえられ、光則邸土牢に入れらえたと言われている。
この土牢付近に逗子層の露頭があるはずであるが、100円の拝観料を取られるので、止めることにした。(以前には取っていなかったそうである。)
宿屋光則邸であったが、彼が改宗した後に日蓮宗の寺とした。

            
                      To be continued.


関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメント(6)
No title
> hitomiさん
ブラタモリでProducerが『付加体』という用語をを使わせなかったそうです。
一般向きでないからだそうです。
でも付加体という用語、新聞紙上などで必ず使われるでしょう。
日本列島は大陸地殻の破片と火山と付加体で出来上がっています。
あの番組も変な所で視聴者に媚を売るのですよね。
どんなことでも学ぶ時には関連用語を少しは使わなければなりません。
華道だって歌舞伎だって大工仕事だって株だって専門用語は少しは使えなければ…。

Bohken-Dankichi

2019/06/22 07:48 URL 編集返信

No title
手術もう一回ですね。
ブラタモリより、高校講座地学基礎、チャート式も懐かしいです。
10代の時は武者小路実篤読みましたが『世間知らず』は覚えていません。

hitomi

2019/06/22 06:12 URL 編集返信

No title
地学は地質と岩石だけではないから、実際は人気がないですよ。
要するにまとまっていないから、難しいと言われます。
私もAlbeitの私立の講師を辞めてから、天文の公式などすべて忘れました。
天体の表面温度ウィーンの変位則λT=0.009だの、恒星の距離M=m+5logp+5なんて言う公式全部忘れました。
博物館等の一般教養の講座なんかやはり体系的ではなくて、まあうわべだけの教養ですね。
まあそれでも良いのですけれど。
数研出版のチャート式新地学という受験参考書があるったのですが、あれは私にとって名著でした。
今でも本屋には数研出版の地学便覧という高校生用のものがありますが、私の周りにいる人達に「それで地学の基礎を学びなさい」とおしえています。
何事も基礎がないとなかなか理解はできないですからね。
またブラタモリより、高校講座地学基礎を毎週必ず見るように勧めています。
地層や岩石や鉱物を実際に観察するにも高校程度の基礎と先達が必要ですね。
私はいま比較的先達に恵まれています。
石清水八幡宮に行った仁和寺の僧のような失敗はしませんから。

Bohken-Dankichi

2019/06/21 22:21 URL 編集返信

No title
もう片目の手術は済んでいらしたのですね。
順調に回復されているのでしたら何よりです。
私も大学生の時見た、青空を映した美しい青い砂浜が忘れられません。鎌倉の海、七里ヶ浜だったと記憶しています。
砂鉄が含まれると砂が黒くなる…なるほどですね。
小学生時代は、砂鉄集めも好きで、よく砂場に磁石を持って入って集めたものでした。白い紙に山ほど砂鉄を置いて磁石で磁界を作って眺めるのが楽しかったです。
小学生時代の方が、地層とか、岩石、鉱物に興味がありました。高校では地学の先生の説明が難しくて、ついていけず…_| ̄|○劣等生です。
Bohken-Dankichiさんが先生だったら色んなお話が伺えて、興味をもったかもしれませんね。

mimi

2019/06/21 17:55 URL 編集返信

No title
> hitomiさん
Comment、ありがとうございます。
目の手術をして1週間経ちました。
多少違和感がありますが、順調に回復しているようです。
来週又もう片方の手術です。

武者小路実篤の『世間知らず』には七里ヶ浜も白砂青松の浜の様子が書かれています。
その松の木の下で、Sexをしたことも書いてありますよね。

Bohken-Dankichi

2019/06/21 08:59 URL 編集返信

No title
私は本当に見事な白砂清松の浜で遊んだので、子供の時は海辺は皆こうだと思っていました、岩だらけの海岸など見たのはずっと後です。

hitomi

2019/06/21 06:32 URL 編集返信

コメント投稿
非公開コメント

Jedentag≒Sonntag(毎日≒日曜)

Bohken-Dankichi

Author:Bohken-Dankichi
Sarajevoに知合いを訪ねました。背景画像は彼がSecond HouseでBBQをやってくれた時に参加した美女達です。
DeutschlandのMärchenstraßeを旅している時(10年ぐらい前)のDB内の写真です。多分Sommerkurs(Summer Course)かSommercamp(Summer Camp)へ出かける途中だったのでしょう。とても可愛い中学生(Mittelschüle)達でした。